新種と未記載種、意味と違い
未記載種(みきさいしゅ)と新種(しんしゅ)について記述します。
簡単に述べると学術発表の有無で言葉を言い分けています。
意味はほぼ同じなのに細かいと思う方もいますが、学問というのはそういうものなのです。
新種
新しく発見された種が論文などで発表され新しく認定(記載)されたものを「新種」と呼ぶ。
新しく分類学的に記載され、学名が与えられたものを指す。
新種となる場合、基準となる標本(タイプ標本)が保存される。
未記載種
論文などで未発表のものを未記載種と呼ぶ。文字の意味から「新種」と同じだが学術的に「未記載種」を呼ぶ。
論文発表されるまでは学名がないため、それまでの間は「属名+sp. 」で表現される。
実際、未記載種は新しい種として発表されていないだけで多数存在する。
(新種として発表するのは手間なそうです・・・)