ホモニム(homonym)の意味【学名】
一般的なホモニムとは同名、異物同名といった意味を持ちます。
対義語:シノニム
命名法におけるホモニム(homonym)とは、複数の種に対して学名の重複をさします。
(通常動植物の学名は一種につき一つの学名で重複することは誤り)
ホモニムとなる経緯としては、もともと別の属で種小名がかぶっていた場合から属の統合が行われた場合に発生する。
(属名が異なれば種小名は重複してもよいため)
例:Aaaa属とBbbb属がAaaa属にまとめられる
- Aaaa xxxx → Aaaa xxxx そのまま
- Bbbb属(廃止され、Aaaa属となる)
- (旧)Bbbb xxxx → (新)Aaaa xxxx となり既存のAaaa xxxxと重複することになる
ほかにも新種を記載する際に誤って既存の学名をつけてしまうことがある。
(本来、学名は一意になるため、命名時から誤った学名になる)