アグラオネマピクタムの交配株【種蒔きの手順書】
アグラオネマピクタムの交配はこの1,2年で実施されている方も多く見られます。
記録を残しているも多く、これから交配を行いたい人には大変勉強になると思います。
そしてこの度管理人もアグラオネマピクタムの受粉/結実に成功し、種蒔きを行いました。
その手順の記録を手順書として残します。
普段の植え付けはこちら
収穫
結実後、果肉が全体的に赤くなったら収穫です。
赤くなった種から順に収穫してもよいですがその都度種蒔き処理をするのが面倒なので一括で行います。
果肉の除去
果肉部は腐敗の元になるので除去しましょう。
やり方としてはカッターなどの刃物で皮一枚を果肉除去のガイド程度に切れ込みを入れます。
カッターで皮一枚切ったらティッシュなどを使ってムニムニとすれば果肉は剥がれます。
誤って種子を潰すようなことはないと思いますが、力の入れ方は注意してくださいね。
果肉を取り除いたら、乾燥防止と洗浄の意味をこめて水につけておいてください。
ひとまず植え付けまでは一通り果肉の除去を行ってください。
メネデールなどの活力剤をお持ちの方はおまじない程度に入れてもいいですね。
薄皮除去
薄皮の除去はお好みで行ってください。
文字通り薄っすい皮一枚を取り除く作業になります。
種子本体を傷つけないように手元を集中する必要がありますので、手先に自信のない方はやらないほうがいいです。
種の植え付け
一通り種子の処理が終わたら植え付けになります。
種子を植え付ける用土は肥料分のないものを使用しましょう。
管理人は養生の王道、水苔を使いました。
ピートモスなどの軽いタイプの用土で問題ないと思います。
発根するまでは植え付けた種子がなるべく動かないようにしてください。
植物は地面に固定(活着)していないと成長が鈍くなります。
種子は発根するまでは地面と固定されず、不安定な状態なので動かないよう用土に少し埋めるようにしてください。
あとは湿度をキープするため密閉できる容器入れて、暖かい場所において発芽するまで待ちましょう。
光量は室内光程度で問題ないありません。
発芽し、一つ目のドリルが出てくるまでは葉緑素による光合成もほぼ行われません。
(種子の栄養素で成長をします。)