ピリオド. の意味と使い方【学名】
学名表記上で見かける「. 」についてです。
sp. やcf. など何かの後ろにつけられているものになります。
これは省略してますという意味になります。
ピリオドが使われる点はsp. やcf. などの詳細不明種などの言及以外にもが属名の省略にも使われます。
通常二名法は属名+種小名を記述しますが論文など同じ属について連続して記述する際に属名を省略し頭文字一文字(イニシャル)または三文字で記述します。
例
Hymenophyllum属は日本にもいくつか存在します。
H. barbatum(コウヤコケシノブ)
H. oligosorum(キヨスミコケシオブ)
H. wrightii (コケシノブ)
など
これらは山の湿った岩肌などに生息しています。
連続して記述しない場合は、省略して記述しません。
種小名自体は同属内では重複しませんが、別属では使われていますからね。
頭文字一文字もかぶりやすいので連続記述するとき以外は属名の省略はやめておきましょう。