Blechnum obtusatum var. obtusatum(オブオブ)の育て方【ブレクナム オブツサタム】
基礎情報
学名:Blechnum obtusatumvar. obtusatum(通称:オブオブ)
分類:シシガシラ科ヒリュウシダ属
生息地域:ニューカレドニア(固有種)
特徴:
- 栄養葉、胞子葉の二形
- 胞子葉は栄養葉を委縮したような形状
- 根茎は短く直立するシダ植物
- 変種で「Blechnum obtusatum var. francii」が存在する
生育温度・湿度
適正温度18~28度、湿度80%以上
日本の環境で無加温越冬は困難であるため、冬はヒータ、エアコンで加温管理をする。
下限は10度程度までは耐えるがいつ枯れてもおかしくない状態です。
常湿での栽培も可能ですが生長点が乾きやすくなるため、これはこれで問題になります。
生長点が乾くと調子のよかった株が半年以上動かなくなることもあります。
用土
「水切れ=枯れる」ため、水持ちのいい用土をつかう。
赤玉土(小粒)、水苔あたりが適切
アクアリウム用のソイル(黒土)も候補に挙がるが水はけが良すぎるため腰水必須になる。
光量
アクアリウム用LEDライト一灯以上を推奨します。
5W~30Wと栽培可能範囲は広いです。
光が強いほうががっちりした株に育ちますが葉焼けやムレが発生しやすいので慣れるまでは10W程度の管理を推奨します。
水やり
腰水栽培を推奨
根っこが濡れすぎて弱ることはありません。ほぼ止水状態でも問題なく栽培できます。腰水が直接的な原因で調子を崩すことはないです。
大体鉢の半分くらいを目安に腰水にするとよいです。常に半分キープをする必要はなく、減ってきたら足せばよいです。
Blechnum obtusatum var. obtusatum(オブオブ)の腰水栽培【水の深さ】
Blechnum obtusatum var. obtusatum(以下オブオブ)の育て方で腰水栽培を推奨し続けているが、人によって腰水の深さが違うことがあったため腰水の深さについて記述する。 前提として腰水を推奨するのは根が濡れた状態をキープするためです。
肥料
なくても育ちます。
購入後や植替え後に葉っぱを2枚展開したあたりから水通しをするついでに液肥を与えると育ちがいいです。
植替えのタイミングで固形肥料を仕込むのも良し。
備考
植物はとても強健な植物です。安心して育てることができます。
植替え方法について記述しました。
Blechnum obtusatum var. obtusatum(オブオブ)の植え付け方【ブレクナム オブツサタム】
今回、比較的入手しやすいサイズのオブオブを用意しましたのでそれを使って植え付け方を紹介します。 オブオブを初めてお迎えした人を対象に入手後の植替え作業を要点を抑えて記述していきます。
Blechnum obtusatumvar. obtusatumの「var.」の意味について説明しています。
var. とf. の意味や違い【学名】
学名の二名法記述において「属名」+「種小名」の後ろについている「var.」「f.」について意味と違いについて記述します。
水中栽培の夢を見たこともあります。
Blechnum obtusatum var. obtusatum(オブオブ)の水中化を試みた話【ブレクナム オブツサタム】
Blechnum obtusatum var. obtusatum(以下オブオブ)の水中化は一度は試してみたい人も多いと思いますがなかなか試すのは勇気がいると思います。 今回、胞子増殖させた株を用意できましたので一部を実験的にオブオブの水中化を試みましたので報告します。