Blechnum obtusatum var. obtusatum(オブオブ)の胞子葉について【ブレクナム オブツサタム】

Blechnum obtusatum var. obtusatum

Blechnum obtusatum var. obtusatum(オブオブ)の胞子葉について【ブレクナム オブツサタム】

Blechnum obtusatum var. obtusatum(以下オブオブ)を栽培していると普段とは変わった葉っぱができ、不安になったことがあるので解説します。

普段の葉っぱと比べて細い葉っぱができたことありませんか?

弱弱しい葉っぱで調子を崩したと勘違いしそうになりますが、実はそれ胞子葉という葉っぱなのです。

オブオブは二形とよばれる葉の性質を持っています。

二形とは栄養葉と胞子葉と二つの葉っぱを持っていることを示します。

通常でみる葉っぱは「光合成をするため」の葉っぱで栄養葉(裸葉)となります。

一方、「繁殖のための胞子嚢を持つ」葉っぱを胞子葉(実葉)と言います。

ちなみにですが胞子嚢から胞子が採取でき、胞子による増殖が可能になります。

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オブオブの胞子葉と栄養葉、見た目

栄養葉を基準とすると胞子葉は補足したような見た目をしています。

栄養葉が横に広がるように展開するに対し、胞子葉は縦にまっすぐ展開します。

管理人環境は天井が近かったので胞子葉はいびつになってました。

上:胞子葉、下:栄養葉

胞子葉はいつからできるのか

オブオブの胞子葉はオブオブが幹立ちし、株が成熟した大株でないとできないと思いがちです。

しかし、子株の状態からでも胞子葉は出てきます。

管理人が購入した株は約半年栽培すると胞子葉が出てきました。

下の画像をみるに栄養葉の長さが20cm弱くらいですかね。

子株から発生する胞子葉は小さかったり、胞子量も少なく短発で終わりやすいです。

せっかくなので胞子培養に挑戦してみてください。

カットによる増殖とはまた違った楽しみがあります。

ちなみにですが胞子葉は大きい株になると何本も連続で出てきます。

Blechnum obtusatum var. obtusatum(オブオブ)の育て方【ブレクナム オブツサタム】
基礎情報:学名:Blechnum obtusatum var. obtusatum(通称:オブオブ) 分類:シシガシラ科ヒリュウシダ属 生息地域:ニューカレドニア(固有種) 特徴:栄養葉・胞子葉の二形、胞子葉は栄養葉を委縮したような形状、根茎は短く直立するシダ植物、変種で「Blechnum obtusatum var. francii」が存在する
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