Polyphlebium vieillardii (コケシノブの仲間)の育て方
基礎情報
学名:Polyphlebium vieillardii
分類:コケシノブ科ポリフレビウム属
生息地域:ニューカレドニア(固有種)
特徴:
- 根茎は長く這い、根はまばらで細かい
- 偽脈がない
- 透明感のあるギザギザした葉
シノニム
- Trichomanes vieillardii
- Crepidopteris vieillardii
生育温度・湿度
適正温度20~28度、湿度90%~
湿度が全て、密閉管理が失敗少なくてよい
日本の環境で無加温越冬は困難であるため、冬はヒータ、エアコンで加温管理をする
断熱性能次第では無加温で越冬はできないこともない
しかしただでさえ成長の遅いコケシノブを休眠するような環境で育てるのは無粋である
用土
水苔やヘゴ、コルクなど排水性を両立できるもの
ここでは密閉容器で管理する状況を見るに用土が常に湿るため保水性は考慮していない
光量
アクアリウム用LEDライト1~2灯程度を推奨します
水やり
無限
密閉容器で管理と仮定するため考慮しない
肥料
与えない
もちろん与えたほうが調子は上がるが慣れないうちは与えることへのデメリットが目立つので推奨しない
与える場合は液肥を通常よりも薄めて使うこと(そもそもの必要量が少ないため)
備考
Polyphlebium属は根茎がDidymoglossum属と似ているがPolyphlebium属は根がある点と偽脈がない等違いがある
なお、どちらもTrichomanes属にまとめられることもある