Epiwebを使ってみた【植物栽培】

育成論

Epiwebを使ってみた【植物栽培】

人工着生素材のEpiweb(エピウェブ)を使って着生植物の植え付けましたのでその方法を紹介します。

Epiweb(エピウェブ)とは

排水性能が高く、加工が容易であることからパルダリウムでも使用できます。

エピウェブはヘゴの代用になりうる素材とありますが、ヘゴ板は水をある程度保水できる一方

エピウェブは保水性が0であるため、水分を保持することはできません。

今回は保水性0の機能と加工が容易な点を利用しました。

リサイクルプラスチック素材で作られた植物の着生に特化した素材です。

ヘゴの代わりに使える素材として楽しまれています。

自由自在にカットし様々な形を作り、着生ランをはじめ様々な植物を着生させることが可能です。

パルダリウム、ビバリウムで今までにない便利な楽しみ方ができる素材です。

また、水中での使用も可能であることからアクアテラリウムの土台、バックパネル等に使用可能。

EpiWeb自体は水切れが非常によいため、根腐れを起こしにくく、水をかける(流す)ことにより素材全体に水と空気が行き渡りやすくなっています。

この素材で壁面緑化インテリアが簡単に楽しむことが可能になります。

http://aqua-rhythm.sakura.ne.jp/epiweb.html

手順

用意したもの

  • エピウェブ
  • 水苔
  • 3号鉢(吊り下げる場合は不要)
  • 着生植物(monogramma sp. )
  • 加工用ハサミ
  • 固定用ナイロン製糸2本(ミズゴケ用、植物用)
今回使用するシダ植物(monogramma sp.)

エピウェブを適度な大きさにカットする

エピウェブはハサミでカットすることで任意のサイズに切ることができます。

注意点としてはカットした際に粉塵ができますので吸い込まないようにしてください。

また、粉塵がハサミの支点(クロスしている場所)に入り込むことでハサミの寿命が短くなりますので注意してください。

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エピウェブに水苔を巻き付け

エピウェブに全体に水苔を巻き付けます。

最終的な植物を植え付ける箇所は気持ち多めの水苔を盛ります。

巻き付ける際は真ん中から開始し、真ん中で終わると楽です。

大体1~3cm幅で固定しました。

植物を巻き付け

生長点や葉っぱをよけるように巻き付けます。

きつく止めると植物が傷つくため、草体が動かない程度に固定します。

今回は匍匐する植物だったため二点で固定しました。

鉢に植えつけ

下層部に軽石

植物を巻き付けたエピウェブを軽石で簡単に位置取りします。

そして、残った部分に水苔を詰めたら完成です。

鉢に水苔を詰めることで保水できる量が増えますので、草体付近の水切れが起こりにくくなり管理が容易になります。

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最後に

エピウェブは保水をしないため水苔の保水性による適度な水分で植物を育てれるようになります。

支柱素材が保水をすると植物によって過度な水分を供給してしまいますので排水性の高いエピウェブは雲霧林栽培に使える着生素材と思いました。

ヘゴなどと違い、ハサミで加工ができますので是非一度試してみて下さい。

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どこに売っているのか

実店舗かオンラインになりますが取扱店が少ないのでオンラインでの購入も検討ください。

下記に特約店が記載されてますので参考にしてください。

http://aqua-rhythm.sakura.ne.jp/shoplist.html



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